読書記録12「どうぶつ会議」
お久しぶりです。音です。元気です。
久しぶりの更新は読書記録12です。
読んだのは、大好きな作家さんの一人、エーリヒ・ケストナーの「どうぶつ会議」です。
エーリヒ・ケストナーさんの作品はほとんど読んでいますが、どうぶつ会議は読んだことがありませんでした。
そして、今回読み、出会えてよかった、と思いました。
ケストナーさんの考えが、全面に押し出された作品でした。
まさかここまで言葉を選んでいないとは、少し驚きもしました。
同時に、この絵本の内容は、多くの人に浸透してほしいため、言葉を選ぶ必要はないとも思いました。
平和や子どもの幸せを望むこと、はいつの時代においても、最も重要なことです。
それをどうして、言葉を選ぶ必要があるのでしょうか。
堂々と胸を張って、主張するべきことだと感じました。
現代にも必要なメッセージに溢れていましたが、わたしが最も強く感じたことは
人間がしっかりしていないと、こうして動物にも迷惑がかかる、
というメッセージでした。
本来ならば動物たちは、それぞれの場所で平和に暮らしているはずです。
しかし、子どもたちが苦しんでいる状況を黙って見ていられず、苦難を乗り越えて会議に集まりました。
そんな大変な思いを、もう二度とさせるわけにはいきません。
わたしたち人間はもう一度、本当の平和について考えなければいけないと思いました。
わたしの思う平和は、
戦争のない世界。
罪のない命が奪われない世界。
全ての生き物が安心して暮らせる場所とおいしい食事が持てる世界。
人間以外の生命(動物や虫や植物)に愛情を持つ世界。
です。
簡単な道のりではないと思いますが、この思いを胸に行動していこうと思います。
その一歩として、たくさんの人にこの本を勧めます。そしてどんな風に感じたかを話したいです。
最後に、ケストナーさんは本当に強い信念と愛を持ち、創作に真剣に臨んだ方なのだと、改めて思わされました。
そして改めて、ケストナーさんが好きだと思いました。
ケストナーさんの優しさが世界中に広がり、優しい世界になりますように。