読書記録8「大正浪漫 横濱魔女学校3 セーラー衿に瑠璃紺の風」
前回に引き続き、大正浪漫横濱魔女学校シリーズの3冊目
「セーラー衿に瑠璃紺の風」です。
正直であり、個人的な意見としては
人間関係や時系列、専門用語などが複雑で、かなり難しいお話でした!
本を読む文化を持って約10年なので修行が足りないのかもしれません。
そのため、この感想も少し的外れかもしれません。
すみません。
ここの文章「~せん」ばかりで韻を踏んでますね。笑
※以下、ネタバレあり
3巻の内容を成立させるために逆算して1巻からの設定や物語が作られていた印象を受け、
3部作という形式にぴたりと合ったお話でもありました。
グリーン・マンションを中心に据えたことで
・大きな木が舞台になる最終決戦のために、空を飛ぶ能力が必要→箒、抜け首
・木と会話ができる人が必要→山谷響であり、樹神の透子さん
・ジャングルやエル・ドラドオという特殊な舞台とかかわりがある人が必要→千秋くん
など、全てが3巻に繋がっていたんだと感じました。
この構成にはあっぱれ! と思いましたが、
舞台や時代が変わった場面の内容が唐突で、内容を把握するのに必死になり
他の場面と比べると、お話を楽しむ余裕がありませんでした。
マノアのシーンは鬼気迫る事件ばかりで、大急ぎで読みました。
悲しいですね。
現代にも通ずるものがあり、さらに心苦しくなりました。
トゥナは今では元気に楽しく過ごしていることを知れて、安心しました。
みんな平和を取り戻せていたらいいのですが、
その辺りを詳しく知れなかったのが少し心残りでした。
リーマが助かったのは本当に嬉しかったです!
読むたびにリーマの声がすぐ近くで聞こえて来るような気がして
本当に苦しく、悲しかったです。
小春ちゃんたちのリーマを助けたいという気持ちも報われましたね。
本当に良かった!
この一言に尽きます。
こうして考えると、物語の終着点はみんなハッピーエンドと言えますね。
よかったよかった。
個人的には、千秋くんとジャグちゃんがお別れにならずに済んだのも嬉しかったです。
一生の相棒だったらいいな。
そうしたら、千秋くんはどこまでも行けますからね。
難しかったと言いましたが、とても楽しい3部作でした。
出会えてよかったです。
小春ちゃん、宮さん、透子さん、千秋くんの4人が大好きです。
いつかまた、4人の冒険が見られたらうれしいですね。