花束を持ったゾウ

好きなものについて楽しく書く

読んでみたい児童文学とファンタジー小説

今でこそ読書は趣味の1つですが、積極的に本を読むようになったのは高校生の時です。

それまでは、絵本の方が好きでした。(もちろん今も絵本も大好きです!)

そのため、多くの方が幼少期や小中学校時代に読んだであろう作品は、未読のものの方が多いと思っています。

そこで今回は、まだ読んでいない、読んでみたい児童文学とファンタジー小説をご紹介します。


ハリーポッター

クラスの過半数が読んでいたといっても過言ではないほど大流行した作品ですね。

本作が発売した当時、わたしは小学生で、すでにイングランドの文化や魔法には興味がありましたが、

流行りに疎いため、「ハリーポッター」も二巻が発売した頃にようやく存在を知りました。

それからあれよあれよと時は流れ、他に好きな作品が見つかったこともあり、読むチャンスを逃してきました。

映画は何度かテレビで見たため、内容は多少把握していますが、あの世界観を文章だけでどう表現しているのか、自分の目で確かめたいとずっと思っていました。

ブログをきっかけに、少しずつ読んでみようかなと思っている作品です。

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指輪物語

こちらも超有名作品であり、わたしが好きな文学作品の中に挙げていた作品ですね。

……実は、最後まで読めていません。

お恥ずかしながら、あの壮大な物語を理解する能力が足りない様で、最初の2、3冊を何度も読み返している状態です。

もう一つの理由として、闘いを鮮明に想像しすぎてしまう傾向があり、怖がっている間に内容がわからなくなり、前後関係が理解できなくなるという悪循環もあります。

しかし、緑豊かな世界観と、個性に溢れた愛らしい登場人物たちに魅かれているため、好きな児童文学に挙げさせてもらいました。

この作品は映画も見たことがないため、全容も結末も知りません。

年内とは言わず、一年くらいの時間をかけて物語をしっかりと理解して読み終えられたらと思っています。

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・ミルドレッドの魔女学校

この作品は先にドラマを見て、その後、原作小説があることを知りました。

愉快な仲間に、愉快な魔法、愉快な事件。

ドラマだけを見ていると、他の魔法学校を取り扱った作品に比べ、学校らしい楽しさやハプニングが主役の作品に感じられます。

ドラマを見て、声を上げて笑ってしまうこともしょっちゅうあります。

生徒たちがみんな頑張り屋さんでかわいい!

原作小説ではどうなのか気になるところです。

この作品はすでに注文済みで、直に我が家に届きます。楽しみです!

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はやみねかおる先生の作品

姉ははやみねかおる先生の大ファンで、小学生の頃から夢中になって読んでいましたが、わたしが初めて読んだのは中学生の時でした。

しかも

夢水清志郎事件ノート そして五人がいなくなる」

「都会のトム・ソーヤ」の1~5

だけです。

数冊しか読んでいませんが、とてもおもしろいですよね。

あのアイディアがここで生きて来るなんて! と驚かされてばかりです。

また、「怪盗クイーンシリーズ」はわたしの好きな欧州の雰囲気が漂うため、かなり気になっています。

はやみね先生の作品をたくさん読み、「ミステリー好き」というアイデンティティを増やしたいと思います。

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冒頭でも触れた通り、主に本や読書について書くブログを始めましたが、高校生になるまでは本を読むはとても遅く、苦手な方でした。

(今も速さはあまり変わりませんが……。)

わたし以外の家族は全員、読書が大好きなので、読書が苦手なんてもったいない、とよく言われました。

しかし、絶対におもしろい! と言い切れるたくさん作品をまだ読んでいないということは、これからそれらを楽しむことができる、ということになります。

楽しみを今に残しておけたのだから、読書が苦手だった過去の自分に感謝するべきですね。

ありがとう、文字の羅列が苦手だった小さい頃のわたし。

 

今回挙げた作品以外にも、世界は素敵な児童文学やファンタジー小説で溢れています。

常にアンテナを張り巡らせ、大好きな一冊を増やせるように日々を過ごして行こうと思います。

また、興味深い作品があれば、追記もしくは新規ブログを書きます。

 

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

好きな児童文学と共通点2

前回に引き続き、わたしが好きな児童文学における

共通点の3、4を取り上げていきます。

前回の記事はこちらになります。

好きな児童文学の紹介と、共通点1、2に関しては下記をご覧ください。

好きな児童文学紹介と共通点1 - 花束を持ったゾウ

 

※今回のブログは何度か加筆修正をしています。

1日おきに書くことを目標にし、急いで書いて、内容精査を怠った結果です。

今後は「楽しく書く」を忘れずに、間違いも少なく済むように書いていきます。

(2021.8.25)

 

3つ目の共通点である「現代の地球とは限らない世界観」

これは全ての作品が該当します。

作品自体が書かれた時代が古いものが多いため、この地球が舞台であったとしても、時代背景は現代ではありません。

自分が生きていない時代の、別の国を舞台にした知らないことだらけ物語は、わたしの心を躍らせてくれます。

舞台は地球だけれど、時代が異なる作品としては

ドイツを舞台にした飛ぶ教室」、「エーミールシリーズ」

クロアチアを舞台にした「なぞの少年」などが挙げられます。

当時の情勢や雰囲気、学校制度、子どもたちの楽しみなどを知ることができ、楽しい物語を読みながら、日本との共通点や相違点を発見できたり、知識をつけたりすることができる作品と言えます。

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地球ではないどこか別の世界の物語は、「とにかく楽しい!」の一言に尽きます。

特に、「不思議の国のアリス」、「ピーターパン」、「サークルオブマジック」の世界観が好きです。

不思議の国のアリスは読んで字のごとく、不思議な世界です。

たった1つのドアしかない部屋、白ウサギの住む立派なお家、コショウまみれでくしゃみが止まらないキッチン、恐ろしい女王の裁判所……。

作品を知らない人が、上の四つを読んだら、「これはかなり不思議だぞ」と思うはずです。

しかしその不思議さであり、不気味さがとても癖になります。

 

「ピーターパン」もまた 不思議な世界ですね。

現実世界にいた迷子たちや、フック船長率いる恐ろしい海賊たち、インディアンたち、人魚たち、動物たち、そして妖精たち。

本来ならば同じ空間にいることのなさそうな存在が共存し、時に闘いながら生活をしています。

 

「サークルオブマジック」まさにファンタジー小説と言うべき世界観です。

古ぼけた雰囲気を持つ魔法学校、広々とした図書館、狭苦しい学生寮、歌声が響く食事処のごった返した様子、騎士のトーナメントが行われる広大な野原……。

書き出しただけで、興奮が止まりません!

全体的にセピア色を帯びているような世界観が大好きです!

しかしそこに、使い古された雰囲気は感じられません。 

 

その世界がいかにアイディアに溢れ、読者の想像を掻き立ててくれるか。

それが物語を楽しむ上で、とても重要だと考えます。

 

4つ目の「魔法や不思議な力など、ファンタジー要素があること」について。

前提として、3つ目でも少し触れた通り、わたしは物語を読むとき、子ども並みの好奇心を持ち、現実から解き放たれています。

それを叶える大きな力を持っているのが、「ファンタジー」なのです。

そして、この「ファンタジー」な要素は、わたしが好きな児童文学のほぼ全てに当てはまります。

  

「大魔法使い…」や、「サークル…」、「エラゴン」に登場するのは、記号を描いたり、道具や材料を用いたり、古代語のような特別な言語を話すことで使うことができる多くの人が想像する魔法と言えるでしょう。

どの魔法も一度は、やってみよう! と試みるものばかりです。

その中でもわたしは、「大魔法使い…」の魔法が好きです。

やり方は他の作品の魔法と似ているところもありますが、不思議な匂いや、魔法を使った証拠に不思議な振動が起こるという表現は見たことがありません。

(作中では振動をブンブンという音で表現しています)

「臭いんだろうな」、「うるさそう……」といった想像を広げられ、少しだけ魔法に詳しくなったような、得意な気持ちになります。 

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また、メアリー・ポピンズが持っているような不思議な力にも魅力を感じます。

星座たちのサーカスに招かれたり、公園に季節を飾ったり、宙に浮いてお茶をしたり……

子どもが夢みるような出来事を、メアリーと一緒に過ごすことで経験できるのです。

 

世界そのものが不思議な力を持っていることもあります。

その最たるものは「不思議の国のアリス」でしょう。

「ピーターパン」、「ダークマテリアルズ黄金の羅針盤」なども挙げられます。

世界の持つ力によって、地球の理に逆らった出来事が起き、不思議な存在が生きている。

それは時に、登場人物たちに牙を向きますが、読者であるわたしたちには、スリルと興奮を与えてくれます。

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では、なぜ「現代の地球とは限らない世界観」と「魔法や不思議な力など、ファンタジー要素があること」に魅かれるのか。

それは前述したとおり、未知のものに魅かれるのと同じ感情です。

物語を読むとき、まるで生まれたての子どものように、この世界を知りたい! どんなことが起こるんだろう? という好奇心で胸がいっぱいです。

現代でも、日本でもない、ましてや魔法なんていう素敵なものがある世界なんて知りたいと思うに決まっていませんか?

同意していただけたら嬉しい!

 

さらにもう一つ理由があるとすれば、

現実からかけ離れた世界で繰り広げられる物語は、目の前の課題をも忘れさせてくれるということです。

(やるべき宿題を忘れる、という意味ではありません)

それに何度も救われてきました。

どんなにつらく、苦しいことが起こったとしても、大好きな本を開けば、

その先には未知に満ちた世界が広がり、知らない力を使った闘いや、友情に基づいた助け合いなどが繰り広げられ、いつの間にか、登場人物と一緒にその世界を歩いている気分になれます。

その経験は時に、人の心を慰めたり、癒したりしてくれます。

わたしはそういう物語に出会った時、心強い味方ができたような気持ちになります。

きっと物語にはそのような力があるのでしょう。

素晴らしい作品を生み出して下さった著者の皆様に直接お礼を言うことはできませんが、いつも心から感謝しています。

ありがとうございます。

今日もどこかで、誰かの味方になっているでしょう。

 

以上で、共通点3、4でした。

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

物語の世界の伝え方

わたしが大好きな児童文学や絵本には、

時代や国が異なるのはもちろん、地球ではない世界が舞台の作品もあります。

それらの世界観はどれも独特で、好奇心を掻き立てられます。

今回は、そんな世界観を、著者の方々はどのように読者に伝えているか

わたしが知っている限りの方法をご紹介します。

 

1、冒頭紹介

なぞの少年」は、わたしにとって初めての「クロアチア」を舞台にした作品で、

その新鮮さによる興奮は、ファンタジー作品を読んでいる時と同じものでした。

この作品では、物語における時代背景や社会情勢、子どもを取り巻く環境が

冒頭にとてもわかりやすく、子どもでも理解できるほど簡単にまとめられています。

そこで、読者は世界に入り込む準備ができるのです。

 

2、地図

世界の地図がついている作品もありますね。

エラゴンシリーズ」はカバーの下が地図になっています。

この方法は、言葉は少ないながら、情報量は多く、宝探しのような楽しさもあります。

地図は物語の縮図と言える存在です。

主人公たちの進んできた道のり、迫りくる敵との距離、目的地までの距離など

様々なことを知ることができ、

主人公とともにより一層ハラハラしたり、達成感を感じたりすることができます。

 

3、登場人物の会話

また、巧みな文章や会話によって世界観を紹介している作品も存在します。

大魔法使いクレストマンシーシリーズ」はその点に長けていると考えます。

クレストマンシーシリーズの世界には、

歴史的な出来事の分岐の影響を受けて、少しずつ違うところがある系列世界がいくつも存在しています。

ニュアンスが若干違っていたら申し訳ありません。

わたしの説明では、混乱を招く可能性がありますが、

著者であるダイアナさんは、

物語の冒頭に、世界観をわかりやすくまとめているだけではなく、

物語の中でも、登場人物たちの会話で、自然と世界観を説明しているのです。

その会話にはわざとらしさが一切なく、物語において必要な状況でしか、話題に上りません。

 

4、説明なし

説明が一切なく、ストーリーを次々に展開させていくことで

読者を世界に引き込んで、いつの間にか世界観を理解させてしまう

という方法も存在し、そのような作品も大好きです!

例えば、「不思議の国のアリス」は、

タイトルの「不思議の国」という部分と、作中のアリスの独り言によって、

「ここは常識の通用しない、あべこべで不可思議な場所だ」

ということを読者は自然と理解していきます。

この「引き込み型」も癖になりますね。

 

世界観の説明はこれの方が良い! というものは、個人的にはなく、

説明の仕方よりも、 著者の皆さまのアイディアに溢れた世界観が

生き生きと描かれている作品は、すべて良いものだと思っています。

 

その世界が素晴らしい! というのが一番重要なのではないでしょうか。

 

今後も世界観の伝え方に注視して物語を楽しみ、

興味深いものがあればまたご紹介します。

 

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

好きな児童文学紹介と共通点1

今回は好きな児童文学を紹介し、

その共通点について、自分なりの考えを書いて行きます。

ふんわりと好きな順番に並んでいます。

 ・不思議の国のアリス

大魔法使いクレストマンシーシリーズ

飛ぶ教室

・エーミールと探偵たち

・エーミールと三人のふたご

・メアリー・ポピンズシリーズ

・サークルオブマジック

十五少年漂流記

エラゴンシリーズ

オズの魔法使い

・ピーターパン

ドリトル先生アフリカ行き

ムーミンシリーズ

鏡の国のアリス

・ダークマテリアルズ黄金の羅針盤

赤毛のアンシリーズ

魔女の宅急便シリーズ

・モモ

山賊の娘ローニャ

ホビット

指輪物語

ダイアナ・ウィン・ジョーンズ作品全般

・ぼくだけの山の家

・なぞの少年

(日本におけるタイトルで書かせて頂いています)

忘れているものもあるかもしれないので、思い出したら追記します。

ヤングアダルトも入っているかもしれませんが、

上記の児童文学は繰り返し読んでいる特に大好きな作品です。

 

共通点は

1、冒険要素があること

2、子どもが登場すること

3、現代の地球とは限らない世界観

4、魔法や不思議な力など、ファンタジー要素があること

5、愛すべき魅力的なキャラクターが登場すること

6、キャラクターたちの素敵なお名前

でしょうか。

 

もちろん全ての共通点が当てはまらない作品もありますが、

1つでも当てはまれば楽しく読める作品になります。

「共通点=音のツボ」です。

 

ここからは、共通点を一つひとつ取り上げていきます。

ネタバレになる内容も含まれる可能性があるので

上記の作品を未読の方はくれぐれもご注意ください。

 

1つ目の「冒険要素があること」について。

実際にほぼ100%経験することができない冒険は純粋に羨ましいです。

新しい場所に自分の足で向かい、新しいことに出会い、自然に触れながら生きていく。

とても気持ちよさそうだなぁ、と思います。

でも、大変なことの方が多いのが冒険です。

お腹いっぱい食べられる保証はなく、

安心できる屋根の下の寝台が寝床になるとは限らず、

毎日お風呂に入ることができるかわからず、

なにより、冒険物語の登場人物たちは常に課題に追われています。

慣れない生活と、大きすぎる課題。

しかもその課題は大概命に関わること。

想像しただけでも大変で、なるべく経験したくないことですね。

でもその冒険に、とても魅かれてしまうのです。

 

そんなわたしの冒険好きの原点となった作品が「不思議の国のアリス」です。

子供心ながらに衝撃を受けた作品でした。

退屈していた少女アリスが、ウサギを追いかけ、ウサギ穴に入ったら、

何もかもあべこべな世界に迷い込んでしまう!

この短い冒頭紹介でも、すでにワクワクが止まりません。

アリスの好奇心のおかげで、読者は様々な場所へ行き、不思議な世界を経験することができる。

最高の冒険物語です!

一つひとつの作品の魅力についても改めてブログを書きたいと思っているので、ここでは多くを語りませんが、

不思議の国のアリス」の冒険はわたしの原点であり、多くの冒険物語の原点とも言えるのではないでしょうか。

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不思議の国のアリス」や「十五少年漂流記」、「ホビット」のような「王道の冒険」ではなかったとしても

親しみのある場所から少しでも離れ、多少の不便を経験しながら問題解決に動く

というエピソードにワクワクドキドキするのが大好きです。

 

その点において、「エーミールと…」シリーズは同じドイツ国内の出来事ではありますが、

慣れない土地で、電車に乗ったり、船に乗ったり、走り回ったりしながら、

仲間のために子どもたちが奮闘している姿が描かれているため、

王道の冒険物語と同じくらいの興奮を感じます。

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同様に、「メアリー・ポピンズ」シリーズも

馴染みのある場所がメアリーによって不思議な空間に変わり、そこで楽しいことやちょっと不気味なことを体験する、

(時には空の上や公園の草地の中に行くこともあり、ますます興奮します!)

という点では、ある種の冒険だ、と個人的には考えています。

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 何度読んでも、同じ場面で同じだけワクワクドキドキすることができ、

「冒険」は一生を共に過ごすことができる最強のテーマだと思っています。

そのため、わたしにとっては児童文学を選ぶうえで重要です。

 

2つ目の「子どもが登場すること」について。

無限の可能性を秘めた子どもたちの友情、活躍、努力、協力に心を打たれます。

当然ながらまだ知識も経験も乏しい子どもたちが

友情のもと、持ちうるすべてを出し切っている姿。

とても美しく感じられます。

自分自身が大人になったからそう感じているというわけではなく、

子どもの頃から、文学の中の子どもたちの勇気に憧れていました。

 

十五少年漂流記」、「サークルオブマジック」、「エーミールと…」の三作品の子どもたちの友情は、特に心に刺さります。

 

「十五…」は、ブリアンとゴードンの友情はもちろんのこと、

一方的に嫌われていたブリアンと、嫌っていたドニファンが

最終的に強い絆で結ばれたことに本当に感動しました。

ブリアンを庇ったドニファンが死んでしまわず無事に、一緒に故郷へ帰ることができた。

この事実は子どもたちの努力の結晶です。

また、ブリアンがモーコーを深く信頼し、相棒のように振る舞っているところが好きです。

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「サークル…」はまだ一巻しか読んでいないのですが、

主人公ランドルと、リース、ウォルターの友情に心を打たれました。

素直になれない時や衝突もありますが、

互いが大切だという気持ちは常にあり、相手のために行動を起こす勇気があり、

3種の木(オーク、ナナカマド、トネリコ)に例えられるほどの絆で結ばれている3人は

今後も一緒になれば大活躍間違いなしだ! と信じています。

続きを読むのが本当に楽しみです。

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「エーミールと…」はエーミール、グスタフ、教授、ディーンスタークの友情と

それに影響され、協力してくれるたくさんの子どもたちの存在に何度でも感動できます。

出会ったばかりだということや、自分たちの危険を顧みずに、友達のためにがんばることができるのは、

子どもの持つ強さであり、優しさなのだろうと思います。

本当に美しい。

 

少なからず大人の力を借りている作品もありますが、

それも子どもたちの友情や親切心に突き動かされていることが多いのも魅力です。

 

わたしの日常において、素敵な文学の中のような出来事が起こるかはわかりませんが、

もし友情のもとに動いている子どもたちがいたら、手助けできる大人でありたいとも思わされ、

大人になってから読んだとしても、子どもたちから多くを学び得ることができ、

とても意味がある作品が多いように感じます。

 

昨今では、児童文学は子どものものだけではない

としばしば言われるようになりました。(絵本にもその傾向がありますね)

わたしもこの考えに深く共感しています。

過激な内容や、それぞれの思想を統一・誘導しようとするような内容ではない限り、

現存する文学作品の多くは、老若男女が読んで何かを感じることができるものだと思っています。

たくさんの人が魅力的な児童文学に触れ、素敵な何かを見つけてほしいと思います。

 

今回は好きな児童文学における共通点1、2についてでした。

次回は3、4について書いていく予定です。

 

まだまだ不慣れですが、ここまで読んでいただき、ありがとうございました。