はてなブログ10周年特別お題「好きな○○10選」は「好きな児童文学のキャラクター10選」
「好きな児童文学のキャラクター10選」を書こうと思います。
1、『不思議の国のアリス』よりアリス
素直さ、行動力、たくましさ、心の強さ、見た目などアリスの全てに魅かれます。
突然不思議な世界に迷い込んでしまったにも関わらず、アリスはどんどん周りに話しかけ、行動し、道を切り開いていきます。
年々臆病になっていく大人になってしまったわたしにとっては、きっと一生憧れの存在でしょう。
2、『不思議の国のアリス』よりチェシャ猫
猫が好きというのも理由の一つですが。笑
特にテニエル氏の書くチェシャ猫は、不気味でありながらもふわふわした体がとてもかわいらしく、そのアンバランスさにとても惹かれます。
三日月を見ると、必ずチェシャ猫を思い出すほどわたしの心に深く住み着くキャラクターです。
3、『エーミールと探偵たち』よりエーミール
とにかく母親思いの優しい子で、読者の方が泣きたくなる程です。
自分の気持ちを抑え、再婚して母親に幸せになってほしいと願い、涙をこらえるエーミールはとても立派でした。
仲間思いでもあり、極悪非道な大人にも立ち向かう勇気を持っている主人公らしい少年です。
4、『飛ぶ教室』よりベク先生
児童文学に登場する、子どもの味方になってくれる大人が大好きです。
ベク先生が生徒に愛情を与えた分、生徒たちも先生に愛情を送っています。
大人も子どもの関係ない、相手を思いやる気持ちのやりとりがとても美しいです。
それは偏に生徒思いのベク先生だからこそのことなのでしょう。
5、『大魔法使いクレストマンシーシリーズ』よりマリアン
マリアンは「良い子」の一言に尽きます。
誰の頼みも聞き、理不尽な言いつけを守ろうと努め、自分の事は後回し。
心配になるくらい良い子で、恐らく読者からはとても好かれているのではないでしょうか。
クレストマンシーの元で魔法使いの勉強をするようになった子どもはたくさんいますが、本当に良かった、と一番思うのはマリアンです。
6、『サークルオブマジック』よりリース
意思をしっかりと伝え、常に行動する力を持つ利発な女の子も大好きで、リースはそれに当てはまります。
いつもランドルの味方で、そばにいることを選ぶリースの強さと愛情に、いつも心が暖かくなります。
きっとランドルもリースがいるからがんばれるのでしょう。
7、『エラゴンシリーズ』よりサフィラ
初期の頃はドラゴン然とした振る舞いが多く見られ、エラゴンを包み込む母親のような存在でした。
しかし展開が進むに連れ、サフィラの感情的な部分や幼さが垣間見え、まだ生まれたてのドラゴンなんだということを思い出し、とても愛しい気持ちになります。
ドラゴンのような強い力を持つ不思議な生き物もかっこよくて大好きです。
8、『ほんものの魔法使』よりモプシー
最近読んでいる本で、読み始めてすぐに心を奪われたキャラクターです。
ずけずけものを言ったり、大胆な行動に出たりするのは、すべて大切なアダムを思ってのこと。
とても愛情を感じます。
今はちょうどモプシーが捕らわれたピンチの場面なので、早く続きが読みたいです。
9、『ダークマテリアルズ』よりパンタライモン
モプシーと同じく、大切なライラのために知恵と変身の力を存分に発揮する健気なキャラクターです。
ダイモンという存在が羨ましいのはもちろんですが、パンタライモンは特に羨ましいです。
10、『メアリー・ポピンズシリーズ』よりジェーン
とてもしっかりした長女で、どこか自分の姉に似たところも感じられ、読んでいて安心するキャラクターです。
少しわがままなマイケルと、気難しいメアリー・ポピンズとの間をうまく橋渡ししている姿は、様々なことを達観しているように見えます。
しかし、時々不満を言ったり、メアリー・ポピンズに鋭い一手を送ったりしているところを見ると、ジェーンも子どもらしく振る舞えるんだと思い、別の安心も覚えます。
こうして、好きなキャラクターをあげてみて、わかったことが2つあります。
1つは、主人公から、主人公を支える相棒まで、様々な立場のキャラクターが好きだということ。
もう1つは、キャラクター個人はもちろん、物語全体を楽しんでいること。
この2つです。
実は10のキャラクターを選ぶのに、2日かかりました。笑
ここであげた以外にも、好きなキャラクターはたくさんいるのですが、ほとんどのキャラクターに対して
あのキャラクターと一緒に協力している姿がより一層好きだ
あのエピソードには感動したな
といった感想が多く浮かんできて、
周りの人との関係やエピソードも含めてそのキャラクターが好きなことが多いことに気がつきました。
すべてのキャラクターが、物語において必要であることがわかる発見でした。
お題に答えるブログを書くのは初めてでしたが、自分に関する新しい発見があり、とても楽しかったです!
また書こうと思います。